カナダがざわついた、バターパーム油問題。

 

どうも、バタラバです。


今回はバターに関する世界のニュースをお届けします。


カナダでは今年、パーム油が牛の飼料に混ぜられていることが判明し、話題となっております。


その発端になったのが、今年の2月ごろにtwitterに投稿されたこちら。

 

 

カナダの有名な料理家による「バターが室温に置いていても柔らかくならないことに気づいてた??」という投稿です。この投稿が多くの記者は学者の目に止まり、カナダ国内で話題となりました。


なぜパーム油を牛に与えていたの?

なぜ溶けにくくなったかといえば、冒頭書いたとおり、牛にパーム油由来の飼料を与えていたからです。パーム油は通常のバターよりも融点が高いため、パーム油が多く含まれているバターとなると、溶けづらくなってしまうんですね。

パーム油を牛に給餌すると、乳量・乳脂肪率・乳脂肪量が増加するらしく、それ自体は10年以上前からこっそり慣行されていたようですが、コロナの影響でバター需要が伸びたことにより、より多くの酪農家が、供給を増やすために使用を強化したことで、今回日の目に出てしまいました。

 

パーム油を使っていたことの何が問題なのか?

パーム油を飼料に使用すること自体は違法ではありません。
何が問題とされているのでしょうか?
 
一番大きい問題として、消費者にその情報を開示していなかったという、食品の透明性についてです。

さらにパーム油自体の問題を指摘する声も多いです。

1つは「健康に悪影響じゃないか」説です。

パーム油は、脳梗塞、心筋梗や発ガンのリスクがあると言われています。人間にとってもそうですが、牛にとっての悪影響ももちろん考えられます。

もう1つは「環境に悪影響じゃないか」説

パーム油は、アブラヤシアブラヤシの実から採れる油で、主にマレーシアやインドネシアで栽培されています。

1つの実から大量に油が採れるため生産効率が良く、かつ油としても固めやすく溶かしやすいといった利便性があり、食品メーカー側にとっても多くの利点があります。

そのため、自然栽培以外に、森林を開拓して大規模プランテーションされているケースが多く、1990年から2008年の間に世界の森林破壊の約8%を引き起こしたと言われています。

農園を切り開くために森林が燃やされ、
植物や野生生物が生息する場所もなくなり、周辺の地域の大気汚染も引き起こします。

ちなみに日本でもパーム油は、ポテトチップス、ファストフード、カップラーメン、マーガリンなどに使われていることもあるらしく、年間4kgのパーム油を知らず知らずのうちに、食べているという記事もありました。


このバターゲートと言われているニュースを調べている際、カナダの方の健康や環境への意識の高さがとても印象的でした。

倫理的にも、環境的にもフェアな生産者が選ばれる世の中に進んでいくのは素晴らしいことですね。

 

それでは皆様、素敵なバターライフを。

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